Soli Deo Gloria

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 詩編22編20~32節

聖書研究 詩編22編20~32節(新共同訳 旧約p.853-854)

20~22節 敵からの救いを求める

 20節でダビデは、切迫した状況の中で「主よ」と叫び、助けを求めている。そして、自分と契約を結ばれた主なる神が「わたしの力の神」であると告白し、主なる神だけを信頼すると歌っている。「今すぐに」と訳されているחוּשׁ[chuwsh]は「急き立てる」「催促する」という意味のヘブライ語で、主なる神が遅れずに助けて下さることを待ち望むダビデの切迫した様子を伝えている。
 21~22節でダビデは、敵の様子を「犬」「獅子」「雄牛」に喩えている。この順序は13~17節の雄牛、獅子、犬と対応している。これによって彼らの攻撃から救って下さるよう強く求めていることが表されている。21節では、ダビデを犬のように取り囲む敵から救い出して下さるよう(17節)、22節では、獅子のように牙をむいてダビデに襲い掛かろうとしている敵(14節)、雄牛のように自分に迫って来る敵から救い出して下さるよう、主なる神に祈っている。22節の「救い」と訳されているヘブライ語は完了形になっており、主なる神が自分の祈りに答えて下さるとダビデが確信していることが表されている。