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Soli Deo Gloria

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書のメッセージ 創世記13章9節

聖書のメッセージ 創世記

聖書のメッセージ 創世記13章9節(新共同訳 旧約p.17)

 アブラム(アブラハム)は、「あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい」(12章1節)という主なる神の言葉を聞いて、故郷のハランを出発した後、妻のサライ(サラ)、甥のロトと共に旅を続けた(同4~5節)。
 ところが、ここに来て、ロトとも別れなければならなくなってしまった。アブラムもロトも多くの家畜を持っていた(2節、5節)。そのため、アブラムの羊飼いとロトの羊飼いの間で、家畜に飲ませる水や食べさせる草をめぐって争いが起こったからである(7節)。
 アブラムはどうすればいいか考えた。その結果、親類同士で争いがあってはいけないから、別れて暮らそうとロトに提案した(8節)。そして、気に入った土地をロトに先に選ばせることにした(9節)。ロトが辺りを見回すと、一方にはとても豊かな土地が、その反対側には痩せた土地があった(10節)。
 ここで一つ質問をしたい。今から2枚の写真(イスラエルの砂漠と花畑)を見せるけれども、皆さんならばどちらに行くことを選ぶだろうか。
 これは現在のイスラエルの写真であるが、誰でも後に見せた方を選ぶのではないか。
 ロトもそうだった。そちらに行けば、家畜の水や食べ物のことでもう悩む必要はない。また、そこにあったソドムやゴモラといった町はとても栄えていた。ロトは自分の目に良いように見えた土地を目指して旅立っていった(11節)。一方、アブラムは反対側の痩せた土地に行くことになった(12節)。
 皆さんはこの話を聞いてどう思っただろうか。「ロトにみすみす良い方を譲ったアブラムはお人好し過ぎる」と思った人もいるだろう。或いは、ロトに対して、「少しはおじさんのことも考えるべきだろう」と思ったかも知れない。
 しかし、私達がこの話から何よりも聞き取らなければならないのは、そういうことではない。ロトと別れた後、主なる神はアブラムに「見えるかぎりの土地をすべて、わたしは永久にあなたとあなたの子孫に与える。あなたの子孫も数えきれないであろう」(15~16節)と祝福を約束された。その言葉に励まされて、アブラムは出発した。
 故郷を旅立ち、行く先々で問題にぶつかったり、失敗をする中で、アブラムは自分の全てが主なる神の御手の中にあるということを少しずつ知るようになった。だから、彼にとっては、豊かな土地に行くか、痩せた土地に行くかよりも、主なる神が共にいて下さること、主なる神が共に歩んで下さることの方が大事だった。彼は、主なる神の約束を信じ、その言葉にどこまでも頼って生きようとした。
 主なる神は私達ともいつも共にいて下さる。そして、私達を導き、励まし、力づけて下さる。主なる神が私達に語られる言葉に従って、今週も歩んでいこう。

祈り
 愛する天の父よ、私達にはこれから右に行くべきか、左に行くべきか、決めなければならないことがあります。その時、右に行ったらどうなるか、左に行ったらどうなるか、私達には分かりません。しかし、あなたは全てをご存知です。この1週間、あなたの言葉に信頼し、望みを置いて歩む者とさせて下さい。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。