Soli Deo Gloria

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書の黙想と適用 詩編35編1~18節

聖書の黙想と適用 詩編35編1~18節(新共同訳 旧約pp.865-867)

(1) 主よ、わたしと戦う者と戦ってください(1~10節)

 ダビデは彼の「命を奪おうとする者」、彼に「災いを謀る者」のために苦しんでいた(4節)。その中で、彼は主なる神だけに依り頼んだ。ダビデは「主よ、わたしと争う者と争い/わたしと戦う者と戦ってください。大盾と盾を取り/立ち上がってわたしを助けてください。わたしに追い迫る者の前に/槍を構えて立ちふさがってください。どうか、わたしの魂に言ってください/『お前を救おう』と」(1~3節)と祈り、現在の自分の状況に主なる神が介入して、彼の命を守って下さることを願った。
 また、ダビデは主なる神が自分の敵に裁きを下されることを求めている。ダビデは、彼らの陰謀が失敗し、「恥に落とされ、嘲りを受け」(4節)ること、彼らが「風に飛ぶもみ殻」(5節)のように無力になること、彼らの歩む道が「暗闇に閉ざされ、足を滑らせる」(6節)こと、そして彼らに「思わぬ時に破滅が臨み/彼らが自ら張った網に掛かり/破滅に落ち」(8節)ることを願った。ダビデがこのように祈るのは、彼の敵がありもしない話をでっち上げることによって、彼を「滅ぼそうと網を張り」、「落とし穴を掘」っていたからである(7節)。
 ダビデは、主なる神が正義と公平をもって世を治めておられ、「貧しい人を強い者から/貧しく乏しい人を搾取する者から助け出してくださ」(10節)る方であると信じていた。それ故、彼は主なる神に祈り求めることを止めなかった。ダビデは「主よ、あなたに並ぶものはありません」(10節)と信仰を告白する。そして「わたしの魂は主によって喜び躍り/御救いを喜び楽しみます」(9節)と主なる神への讃美を献げている。

(2) ダビデの敵の悪意(11~18節)

 ダビデは、自分の敵が彼を苦しめる様子を祈りの中で主なる神に訴えている。ダビデの敵は、数多くの「不法の証人」を立て、ダビデが知りもしないことをもって彼を責め立てた(11節)。また、彼らはダビデの「善意に悪意をもってこたえ」(12節)た。具体的には、「彼らが病にかかっていたとき」、ダビデは、彼らの癒しのために「粗布をまとって断食し」て祈った(13節)。彼は、自分の友や兄弟に対して行うように、彼らに対して行った(14節)。にもかかわらず、ダビデが「倒れれば彼らは喜び」、情け容赦なくダビデを「打ち/とめどもなく引き裂き」(15節)、彼を「囲んで嘲笑」(16節)った。
 自分の善意に悪意をもって返し、「多くの若い獅子」のように彼の命を狙う者について、ダビデは「主よ、いつまで見ておられるのですか。彼らの謀る破滅からわたしの魂を取り返してください」(17節)と主なる神に懇願した。そして、主なる神が彼を救い出して下さり、「優れた会衆の中であなたに感謝をささげ/偉大な民の中であなたを賛美でき」(18節)ることをダビデは期待した。