Soli Deo Gloria

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書の黙想と適用 ルカによる福音書1章1~17節

聖書の黙想と適用 ルカによる福音書1章1~17節(新共同訳 新約p.99)

(1) 献呈の言葉(1~4節)

 他の福音書とは異なり、ルカによる福音書は受け取り人を明記している。それは「テオフィロ」(3節)である。ルカは、テオフィロが受けた「教えが確実なものであることを、よく分かって」(4節)もらうために、福音書を記した。これは、テオフィロだけでなく、全ての人が知るべきことでもある。福音は「民全体に与えられる大きな喜びを告げ」(2章10節)ているからである。
 ルカはテオフィロに「わたしたちの間で実現した事柄について」(1~2節)、「すべての事を初めから詳しく調べ」(3節)たと述べている。事実、ルカは、イエス・キリストの誕生だけでなく、バプテスマのヨハネの誕生についても詳しく記している。また、ルカは、必要な内容を漏れなく調べた後、「順序正しく書い」(3節)たと言っている。このようなルカの労苦によって、イエス・キリストの御業と教えを記した福音書が誕生した。

(2) バプテスマのヨハネの誕生が予告される(5~17節)

 バプテスマのヨハネは、イエス・キリストと密接な関係にある。そのため、その誕生から詳しく記されている。
 ヨハネは、ザカリアとエリサベトという「子供がなく、二人とも既に年を取っていた」(7節)夫婦の間に生まれた。しかも、主の天使がザカリアに現れ(11~12節)、「不妊の女だった」(7節)エリサベトが「男の子を産む」(13節)ことを告げた。ヨハネは、「主の御前に偉大な人」(15節)と呼ばれ、「イスラエルの多くの子らをその神である主のもとに立ち帰らせる」(16節)。
 しかし、ヨハネの最も大きな働きは、「主の道を整え、その道筋をまっすぐに」(3章4節)すること、即ちイエス・キリストの働きを準備することであった。ヨハネは「エリヤの霊と力で主に先立って行き、父の心を子に向けさせ、逆らう者に正しい人の分別を持たせて、準備のできた民を主のために用意する」(17節)。そして、これらのことはイエス・キリストにおいて完成される。