Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 ルカによる福音書11章1~13節

聖書研究 ルカによる福音書11章1~13節(新共同訳 新約pp.127-128)

(1) 祈りの内容(1~4節)

 キリスト者は主なる神の御心がなされるように祈らなければならない。祈りは、不平を言ったり、身の上を嘆く手段ではなく、主なる神と親しく交わる時間である。
 祈られるイエス・キリストの姿を見た「弟子の一人」が、「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と頼んだ(1節)。イエス・キリストはまず祈りの対象である主なる神を「父」と呼ぶことを教えられた(2節)。父と子の関係は祈りの前提条件だからである。主なる神がどのような方であるかを知ることによって、正しい祈りを献げることが出来る。
 その上で、イエス・キリストは、主なる神の「御名が崇められ」ること、「御国が来」ること、即ち主なる神の全き統治が臨むこと(2節)、そして「わたしたちに必要な糧」が「毎日与え」られること(3節)、私達が「自分に負い目のある人を皆赦」すように、「わたしたちの罪」も赦されること、「わたしたちを誘惑に遭わせない」ことを祈り求めるよう教えられた(4節)。
 キリスト者は祈りによって主なる神が共におられることを経験する。キリスト者の正しい祈りは、真の変化と成熟、神の国の進展を実現する。

(2) 祈りの姿勢(5~13節)

 主なる神は祈り求める者の態度を御覧になる。切なる心で祈る時、主なる神は答えて下さる。ここでイエス・キリストは、真夜中にやって来て、頼みごとをする友達を例に挙げている(5~6節)。それに対し、友達の頼みを断りたくても(7節)、彼が「しつように」戸を叩き続けるならば、聞かざるを得なくなる(8節)。その時、「友達だから」ではなく、「しつように頼」むが故に、「必要なものを何でも与える」ことになる(8節)。
 それ故、イエス・キリストは「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」(9節)と勧められる。父親は、「魚を欲しがる子供に、魚の代わりに蛇を与え」(11節)たり、「卵を欲しがるのに、さそりを与え」(12節)たりしない。
 祈りは神の子の特権であり、最高の霊的武器である。「天の父」は、切に「求める者」に恥をかかせないだけでなく、助け主である「聖霊を与えてくださる」(13節)。だから、諦めずに根気強く祈り続けなければならない。

【祈り】
 天の父よ、あなたの御名を心からほめたたえます。今日もあなたの恵みと憐れみの中に私達を置き、私達を生かして下さることを感謝致します。
 主よ、御子イエス・キリストが私達に祈りを教えて下さったことを感謝致します。私達の思いはいつも自分に向いてしまいます。自分の心の状態、自分の生活に向いてしまいます。あなたはそのような私達に心をあなたに向け、また隣人に向けるようにと招いて下さっています。そのことを心から感謝致します。
 主よ、どうか私達にあなたの霊である聖霊を与えて下さい。私達はあなたに仕えるために、また隣人に仕えるために力を必要としています。自分の力ではそれを為すことは出来ません。私達に聖霊を豊かに注いで下さい。そして、イエス・キリストにおいてあなたの子とされた者として、あなたの御心を行うことが出来ますように。そのことを通して、あなたの御名が崇められますように。あなたの御国がこの地に満ちていきますように。
 主よ、私達はあなたのものです。私達の体も私達の心もあなたが私達に与えて下さったものも、全てあなたのものです。にもかかわらず、それらを自分のものであると思って、今まで自分勝手に生きてきたことをどうかお赦し下さい。私達の必要を全て満たして下さるあなたの恵みとあなたの御心を覚えながら、日々生きていくことが出来ますようどうかお助け下さい。
 主よ、今飢えや欠乏の中にある人をあなたが顧みて下さり、その人にあなたの御手を差し伸べて下さいますように。また、私達自身があなたの手となり、足となり、声となり、その人を助ける者となることが出来ますように。その人をあなたが覚えておられるように、私達も覚えることが出来ますようお助け下さい。
 主よ、私達は他の人を赦せないという思いに支配されてしまうことがあります。しかし、他の人に自分が犯した罪、与えた傷に対しては鈍感であり、自分を正当化しようとしてしまいます。そのような私達にどうかあなたご自身が触れ、聖霊を注いで下さい。その時、私達は癒され、あなたの御前にひれ伏して罪を告白し、これまで赦せなかった人を赦せるようになるでしょう。あなたが私達一人一人の心の奥深い所に触れて下さり、あなたの癒しと解決をお与え下さいますよう心からお願い致します。
 主よ、私達は様々な人生の苦しみを通ります。しかし、あなたが私達の傍にいて下さいます。悪魔が私達をどんなに誘惑してきても、あなたご自身が悪魔の力を打ち砕き、私達を支え、あなたの御手の中に私達を握って下さっています。そのことを心から感謝致します。私達があなたをほめたたえ、いかなる時にもあなたを見上げてこの人生の歩みを全うすることが出来るようお導き下さい。
 主イエス・キリストの御名によってお祈り致します。アーメン。