Soli Deo Gloria

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 民数記34章1~15節

聖書研究 民数記34章1~15節(新共同訳 旧約pp.274-275)

【概要】
 主なる神は、イスラエルの人々がカナンの地に入る時、南側はツィンの荒れ野、西側は大海、北側はホル山、東側はハツァル・エナンまでが彼らの嗣業の土地となるとモーセに言われた。そして、くじを引いて、これらを9部族と半部族に与えるよう命じられた。

【歴史的背景】

【釈義】
1~2節 カナンの土地の境界
 民数記の終盤では土地に関すること以外の主題は登場しない。彼らが占領するカナンの地の境界線が描写され(1~15節)、嗣業の土地を分け与える各部族の指導者の名前が記され(16~29節)、レビ人の町(35章1~8節)、逃れの町(35章9~34節)、相続人が女性である場合の規定(36章1~12節)が扱われている。その中で定められた内容を見ると、主なる神がイスラエルにカナンの地を征服させることによって、この律法に従う必要が生じる環境が生じることを期待させられる。そのため、この律法は、カナンの地がイスラエルのものになることを保証する役割をしている。
 34章では、主なる神がモーセイスラエルがカナンの地に入って占領する地の境界線について語っている。まず約束の地の南の境界線(3~5節)、続いて時計回りに西の境界線(6節)、北の境界線(7~9節)、そして東の境界線(10~12節)について語られる。

【黙想】
 カナンの地は贈り物であり、召命の場所でもある。主なる神はカナンをイスラエルに贈り物として与えることで、アブラハムに約束された契約を成就された。そして、部族ごとにくじを引いて、割り当て地を決めていく。くじを引く前に、主なる神はまずイスラエルが居住する地の境界を定められた。全ての地は主なる神の被造物であり、主なる神が主権者であられるが、全地をイスラエルの民に与えられたのではなかった。イスラエルが住むべき地は「境で囲まれたカナンの土地」(2節)である。カナンの地に神の国を建てることがイスラエルの召命であった。

【適用】
 カナンの地を征服する唯一の方法は、主なる神の言葉に服従することである。イスラエルはカナンの地で神の民として生きるという召命を受けた。主なる神が定められた境界線を守り、主なる神の言葉に従うことが命を保つことである。主なる神が与えて下さった贈り物に感謝し、与えられた使命をきちんと果たすなら、主なる神はイスラエルを豊かにされる。主なる神は既にイスラエル勝利のために備えておられる。私達も、ただイエス・キリストだけを信じ、自分の十字架を負ってイエス・キリストに従い、神の国のために戦わなければならない。

【祈り】
 主よ、あなたは罪の故に死ぬしかなかった私に、永遠の命と神の国の希望を与えて下さいました。この世のものにこだわり、あなたが定められた境界線を越えようとしてしまう私を憐れんで下さい。あなたが私に与えて下さったものを信仰と感謝によって味わい楽しむことが出来ますように。