Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 アモス書9章7~15節

聖書研究 アモス書9章7~15節(新共同訳 旧約pp.1441-1442)

(1) 全世界の神(7~10節)

 悪によって縛られたイスラエルの民の心は、立ち返ることの出来ない状態に陥っていた。主なる神は罪を決して赦されない。そのため、恐ろしい裁きを通してでも、イスラエルの民に悔い改めることを願われた。「見よ、主なる神は罪に染まった王国に目を向け/これを地の面から絶たれる」(8節)。
 主なる神の裁きはイスラエルの民にとって大きな衝撃だっただろう。主なる神に選ばれ、エジプトから助け出された自分達は(7節)、他の民族よりも優れており、「災いは我々に及ばず/近づくこともない」(10節)と考えていたからである。
 アモスの預言通り、イスラエルの民の中で、主なる神の言葉を無視し、「罪ある者は皆、剣で死ぬ」(10節)ことになる。その一方で、主なる神は「ただし、わたしはヤコブの家を全滅させはしない」(8節)と言われ、イスラエルの残りの者に希望を与えられた。

(2) 後の日の回復(11~15節)

 これまでアモスは預言者として、主なる神の裁きを怯むことなく宣告してきた。しかし、ここで微かな希望の光が突然強烈に輝き始める。主なる神はアモスを通して裁きの後のイスラエルの未来についても語られた。
 裁きの後、主なる神はイスラエルを「昔の日のように建て直」される。「荒された町」(14節)や神殿――「ダビデの倒れた仮庵」(11節)――を復興し、ぶどう畑を作られる(14節)。そして、イスラエルの民は自らが栽培したぶどうの「実りを食べ」、「ぶどう酒を飲」むことになる(14節)。また、ここで主なる神はイスラエルを「わが民」(14節)と呼んでいる。
 主なる神は、イスラエルを本国に帰還させ、「わたしは彼らをその土地に植え付ける。わたしが与えた地から/再び彼らが引き抜かれることは決してない」(15節)と語られた。これこそ主なる神が願われたことであった。主なる神は個人の生活や教会の歴史において回復の主であられる。