Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 ナホム書2章9~14節

聖書研究 ナホム書2章9~14節(新共同訳 旧約pp.1460-1461)

(1) 誰も振り返らない(9~13節)

 ニネベは近東地域の覇権を握るアッシリアの首都として栄華を誇った。ナホムはそのようなニネベを「水を集める池」(9節)と呼んでいる。
 しかし、今や状況は完全に変わった。ニネベの人々は、メディアとバビロンの侵略に対し、生き延びようと必死に逃げ惑った(9節)。征服者はニネベの支配層が積み上げた金銀を思いのままに奪った(10節)。ニネベに「破壊と荒廃と滅亡が臨」(11節)んだ時、住民の「心は挫け、膝は震え」、「すべての人の顔はおののきを示した」(11節)。
 繁栄を極め、「獅子」の気概を誇る民で満ちていた国が(12~13節)、これ以上廃れることが出来ないほどに荒廃した。今日においても主なる神に敵対するならば、いかなる国も個人も立っていられない。

(2) 私はお前に立ち向かう(14節)

 ニネベが滅んだのは、彼らが主なる神の敵として立ち上がったからに他ならない。高慢は自分を高めることに始まり、主なる神に敵対することで頂点に到る。主なる神を敵にして勝利出来る軍隊がどこにあるだろうか。
 主なる神はニネベに対して「襲いかかる敵」(2節)、即ち他の国を動員してその地を破壊する。更に、主なる神ご自身が彼らに「わたしはお前に立ち向かう」、「わたしはお前の戦車を燃いて煙と」する、「剣はお前の若獅子を餌食とする」、「わたしはお前の獲物をこの地か断つ」と語られた。主なる神が直接手を伸ばされる時、彼らは声すら上げることが出来ない。
 ニネベの繁栄と滅亡は、主なる神が生きておられることを示している。国が栄えることも滅びることも主なる神の御手の中にあり、全ての国は主なる神に属する。国が栄えて強大だからと言って、思いのままに行動してはいけない。人間がすべきことは、主なる神を畏れることである。そして、主なる神の正義を追い求める国を成すために努力すべきである。没落するニネベを見ながら、主なる神の統治と導きを求めることを改めて決心しよう。