Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 詩編68編29~36節

聖書研究 詩編68編29~36節(新共同訳 旧約p.901)

(1) 諸国の民による奉献(29~32節)

「神よ、力を振るってください/わたしたちのために行動を起こしてください」(29節)とダビデは祈る。この言葉はイスラエルの勝利が主なる神によるものであることを強調している。
 また、「あなたのもとに王たちは献げ物を携えて来ます」(30節)という言葉は、主なる神への服従を表すものである。「葦の茂みに住む獣」(31節)はエジプトを象徴し、「諸国の民を子牛のように伴う猛牛の一群」(31節)は世の全ての民族を指す。これはエジプトから使節がやって来て、イスラエルの前に屈服し、異邦人が主なる神に立ち返るという預言である。
 イエス・キリストの福音が「すべての民」(マタイによる福音書28章19節)に伝えられる時、彼らは、王の王であられるイエス・キリストの御前に出て、礼拝を献げる。

(2) 諸国の民による讃美(33~36節)

 主なる神は「いにしえより高い天を駆って進む方」(34節)であられ、「神の威光はイスラエルの上にあり/神の威力は雲の彼方にある」(35節)。このことは、主なる神の絶対性、永遠性、不変性、偉大さ、聖さを表している。
 この世の全ての国は主なる神の主権の下にある。主なる神は世の国々の罪を裁かれる。また、イスラエルが罪を犯した時、主なる神はそれらを用いて罰をお与えになる。主なる神は、「聖所にいまし、恐るべき方」(36節)であり、「力強い御声を発せられる」(34節)ことによって御業を行われる。
 その一方で、イスラエルだけでなく、それらの国々も主なる神の救いの対象である。主なる神は、彼らがご自身の御許に立ち返り、ご自身を礼拝するようになることを願っておられる。それ故、ダビデは「地の王国よ、共に神に向かって歌い/主にほめ歌をうたえ」(33節)と述べ、諸国の民に主なる神の御前に跪き、主なる神を讃美することを呼びかけた。また、「力を神に帰せよ」(35節)という言葉は、主なる神を礼拝し、主なる神のご支配に服することへの忠告として理解することが出来る。