Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 詩編70編1~6節

聖書研究 詩編70編1~6節(新共同訳 旧約p.904)

(1) 主よ、私を助けて下さい(1~3節)

 ダビデは「神よ、速やかにわたしを救い出し/主よ、わたしを助けてください」(2節)と祈り、苦難の中に置かれた自分を急いで救い出して下さることを主なる神に求めた。この詩は詩編40編14~18節の内容と似ている。ダビデが置かれていた状況は具体的には分からないが、主なる神の迅速な救いを求めていることから、彼が死の危険に直面していたことが分かる。
 ダビデは人間が直面するあらゆる問題の根本的な解決が、ただ主なる神にあることを知っていた。それ故、躊躇うことなく、主なる神に頼り、主なる神に助けを求めた。彼は自分の「命をねらう者」、自分を「災いに遭わせようと望む者」が「恥を受け、嘲られ」ることを祈った(3節)。敵の陰謀から自分を完全に守って下さるのは、ただ主なる神だけであることを信じ、主なる神の助けの御手を求めた。

(2) あなたは私の助け、私の逃れ場(4~6節)

「はやし立てる者が/恥を受けて逃げ去りますように」(4節)とダビデは祈る。「はやし立てる者」とは、主なる神に頼る者の不幸を見て喜ぶ悪人を指す。ダビデは悪い行いを常とする者が恥を見ることを願った。
 一方、ダビデは、「あなたを慕い求める人」、「御救いを愛する人」、即ち主なる神の救いを信じ、主なる神を畏れ、頼る人々が、主なる神によって「喜び祝い、楽しみ」、「神をあがめよといつも歌」うことが出来るように求めた(5節)。
 ダビデは「わたしは貧しく、身を屈めています」と訴えると共に、「あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場」と主なる神に告白している(6節)。これは、物質的な貧困に留まらず、不義の者から受けている彼の苦難と霊の痛みを吐露するものである。それ故、ダビデは、「速やかにわたしを訪れてください」、「主よ、遅れないでください」と主なる神が急いで自分のもとに来られ、共にいて下さることを願った。