Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 コリントの信徒への手紙一15章20~28節

聖書研究 コリントの信徒への手紙一15章20~28節(新共同訳 新約p.321)

(1) 眠りについた人達の初穂となられたイエス・キリスト(20~24節)

 イエス・キリストの復活は人類の歴史と直結している。主なる神が人間を創造された時、永遠の命を与えることを願われた。しかし、「一人の人」アダムの不順従により、永遠の命に代わって死が全ての人に来ることになった。
 しかし、「一人の人」イエス・キリストの従順と復活によって、全ての人が永遠の命を得ることが出来るようになった(21~22節)。「眠りについた人たちの初穂」(20節)であるイエス・キリストの復活は、その後に従う多くの実に対する確信を与える。
 復活には順序がある。イエス・キリストを主と信じ、「キリストに属して」眠りについた人々が、イエス・キリストの後に従って復活する(23節)。
 それから「世の終わりが来」る。その時、イエス・キリストはこの世の「すべての支配、すべての権威や勢力を滅ぼし」、全てのものは父である神に立ち帰り、神の国が完全に立てられる(24節)。このように復活は歴史の完成によって結ばれる。

(2) 死の滅亡(25~28節)

 復活が完全な意味を持つためには、死を利用して人類を威嚇する不義の勢力が滅ぼされなければならない。御子イエス・キリストは、「すべての敵」を裁き、「御自分の足の下に置」かれる(25節)。そして、「最後の敵として」死を滅ぼされる(26節、ヨハネの黙示録20章13~14節)。復活の御業は死の滅亡によって完成される。
 その際、御子イエス・キリストは徹底的に父なる神に服従される(28節)。イエス・キリストは、父なる神から遣わされ、十字架の救いの働きをなさった時にも、父なる神の御心に全面的に従われた。このことは三位一体の神の役割が夫々違うことを示している。
 そして、「すべてが御子に服従する」ようになった時、イエス・キリストは全ての権威を父である神に戻される。その結果、父なる神は万物の主として「すべてにおいてすべてとなられる」(28節)。