Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 コリントの信徒への手紙一15章50~58節

聖書研究 コリントの信徒への手紙一15章50~58節(新共同訳 新約pp.322-323)

(1) 朽ちないものを着る(50~54節)

 キリスト者にとって死は「今とは異なる状態に変えられ」(51節)るための過程である。
 キリスト者の体には驚くべき奥義がある。主なる神の「最後のラッパが鳴るとともに」、イエス・キリストが天から降って来られる時、キリスト者は「一瞬のうちに」「朽ちない者」へと変えられる(52節、テサロニケの信徒への手紙一4章16節)。「死者は復活して朽ちない者とされ」(52節)、死んでいない者は「死なないものを必ず着る」(53節)ことになる。血肉の体では「神の国を受け継ぐことはでき」(50節)ないので、「朽ちるべきもの」は「朽ちないもの」を、「死ぬべきもの」は「死なないもの」を着なければならない(54節)。
 最初の人アダムの罪によって全ての人が死の罰を受けた。しかし、最後のラッパが鳴ると、キリスト者は新しい体に変えられる。そして、死はイザヤの預言通りに永久に滅ぼされる(54節、イザヤ書25章8節)。キリスト者イエス・キリストによって死に勝利した者である。

(2) 主の業に常に励みなさい(55~58節)

 キリスト者は死に対する勝利を与えられた者である。パウロは「死よ、お前の勝利はどこにあるのか」(55節)と言って、死に対する勝利を高らかに宣言する。これは「わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神」(57節)に対する感謝と讃美でもある。イエス・キリストにあって「死のとげ」、「罪の力」から解放されたというパウロの確信が、そのような力強い表現に現れている。
 その上で、パウロは、「こういうわけですから」、つまり、イエス・キリストの死と復活を信じる者に与えられる勝利は確かなものであるから、「動かされないように」、その信仰に「しっかり立ち」、「主の業に常に励みなさい」と勧めた(58節)。キリスト者の歩みには「苦労」が絶えないが、「主に結ばれているならば」それは「決して無駄にならない」(58節)。キリスト者は、イエス・キリストにある復活を信じ、新しい価値観で歩む者である。