Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 コリントの信徒への手紙一16章13~24節

聖書研究 コリントの信徒への手紙一16章13~24節(新共同訳 新約pp.323-324)

[13節] 目を覚ましていなさい

 パウロは手紙を書き終える前に、コリントの教会の人々に「目を覚ましていなさい。信仰に基づいてしっかり立ちなさい。雄々しく強く生きなさい」と勧めた。
「目を覚ましていなさい」(Γρηγορεῖτε [Grēgoreite])は、霊の戦いのために心を引き締め、しっかりと備えることを表す(テサロニケの信徒への手紙一5章6~10節、コロサイの信徒への手紙4章2節、ヨハネの黙示録3章3節)。このことはイエス・キリストも命じておられる(マルコによる福音書13章33~37節)。パウロは、旧約時代の終焉と新約時代の到来に向けて、いつもイエス・キリストの教えを心に留めていた。
「信仰に基づいてしっかり立ちなさい」は15章58節にも記されている。「雄々しく強く生きなさい」はしっかりした心で福音によって生きていくことへの励ましである。霊的に眠っていては、信仰に立つことが出来ず、信仰が定かでなければ、主にあって強く生きることも出来ない。

[14節] 何事も愛をもって行いなさい

 パウロはコリントの教会の人々に「何事も愛をもって行いなさい」とも勧めた。前節では福音に忠実であることを呼びかけ、ここではキリスト者相互の関係について語っている。
 愛はイエス・キリストが何度も教えられたことであり、パウロにおいても倫理的な教えの基本であった。いかなる賜物にとっても愛は必要不可欠である(13章)。キリスト者の生活において愛の欠如は倫理的な行いの失敗に繋がる。「愛は律法を全うする」(ローマの信徒への手紙13章10節)とパウロは言う。