Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 詩編78編1~11節

聖書研究 詩編78編1~11節(新共同訳 旧約p.913)

(1) 主なる神の教えを後の世代に語り継ぐ(1~8節)

 神の民は「主への賛美、主の御力」、「主が成し遂げられた驚くべき御業」(4節)、主なる神から与えられた「定め」と「教え」(5節)、「戒め」(7節)を、あらゆる世代に亘って「隠さず」「語り継」ぐことを命じられている(4節、6節)。
 その上で、神の民は「神に信頼をおき/神の御業を決して忘れず/その戒めを守る」(7節)ことを求められている。主なる神は、ご自分の民とその子孫が「先祖のように頑なな反抗の世代」、「心が確かに定まらない世代」、「神に不忠実な霊の世代」(8節)とならず、主なる神を信頼し、主なる神が行われたことを覚え、主なる神の戒めを守る者になることを期待しておられる。
 心から主なる神に忠実な人間になること、それが信仰教育の目的である。主なる神は、ご自分の民に信仰教育を命じ、その責任を親に委ねられた。信仰教育を通して次の世代が神の民として正しく立てられることを期待しておられるのである。

(2) 主なる神との契約を守らなかった世代(9~11節)

 信仰教育には過去の失敗を繰り返さないようにする意図もある。そのため、聖書には主なる神の意図と期待を裏切り、反逆した人々の失敗事例も多数記録されている。彼らは、主なる神の「教えに従って歩むことを拒み」(10節)、主なる神を大きく失望させた。その結果、神の国の進展を遅らせた。
 そのような失敗の事例として北イスラエルが挙げられている。「エフライムの子ら」(9節)に喩えられた北イスラエルは、「神との契約を守らず」(10節)、主なる神が彼らを救うために「示された驚くべき御業」を「ことごとく忘れた」(11節)。神の民は、このような失敗の事例を教訓とし、子孫にも同じ失敗を繰り返すことのないよう、正しく教育しなければならない。