Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 詩編80編1~8節

聖書研究 詩編80編1~8節(新共同訳 旧約pp.917-918)

(1) 御顔の光を輝かせ、私達をお救い下さい(1~4節)

 イスラエルの危機を前にしてアサフは共同体の救いのために祈った。共同体のための祈りの鍵は主なる神との関係である。
 主なる神はイスラエルの民の牧者なので、アサフは「イスラエルを養う方/ヨセフを羊の群れのように導かれる方よ/御耳を傾けてください」(2節)と呼び求めた。
 続く「ケルビムの上に座し、顕現してください」(2節)という祈りは、主なる神が聖なる方であり、いと高き栄光の中におられる方であることを告白している。
 そして、そのような主なる神に「御顔の光を輝かせ/わたしたちをお救いください」(4節)と切に願い求めた。暗闇を彷徨っている「わたしたちを救うために」主なる神が「来て」下さり、「御力を振る」って下さる時(3節)、私達は救われる。

(2) 主よ、あなたの民は祈っています(5~8節)

 主なる神はアサフの祈りにすぐには答えられなかった。イスラエルが「近隣の民のいさかいの的とされ」、敵の嘲笑の対象となっていても、主なる神は沈黙された(7節)。
 アサフは「万軍の神、主よ、あなたの民は祈っています」と叫んだ。そして、主なる神に対し「いつまで怒りの煙をはき続けられるのですか。あなたは涙のパンをわたしたちに食べさせ/なお、三倍の涙を飲ませられます」(5~6節)と訴えた。
 ずっと祈り続けているにもかかわらず、祈りに対する主なる神の答えが与えられず、苦しみの現実が変わらない時、私達は信仰の危機を経験する。
 しかし、そのような中にあっても、私達はアサフのように「万軍の神よ、わたしたちを連れ帰り/御顔の光を輝かせ/わたしたちをお救いください」(8節)と求め続けなければならない。主なる神は、イスラエルの祈りに応え、ご自分の「ふところにいる独り子である神」の栄光を現された(ヨハネによる福音書1章14節、18節)。