Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 コリントの信徒への手紙二9章10~15節

聖書研究 コリントの信徒への手紙二9章10~15節(新共同訳 新約pp.335-336)

(1) 豊かさを生む奉仕(10~12節)

 大きな働きは小さな奉仕から始まる。パウロの福音宣教の働きは、彼の献身と何人かの同労によって大きな働きになった(10節)。今までの宣教の歴史を振り返っても、福音を必要とする人々のための一人の小さな献身が、主なる神の助けによって大きな働きをなしてきたことを知ることが出来る。
 他の人々の必要を満たそうとする心は、小さなことのようであるが、大きなことになる。パウロはこれを祭司の務めに喩えた。祭司の働きは民を代表し、主なる神の御業を取り次ぐ尊い務めである。この務めに対して人々は主なる神に感謝し、その感謝は既にあるものをより豊かにする(11~12節)。丁度5つのパンと2匹の魚が、イエス・キリストの祝福によって5000人を越える人々を満たし、12籠も余ったように(ルカによる福音書9章16~17節)。

(2) 奉仕を通した関係の形成(13~15節)

 奉仕は新しい関係を形成し、また既存の関係をより強くする。正しい心を持った人なら、受けた奉仕に対して感謝することを知っている。また、感謝することを知っている人なら、同じような奉仕を他の人々に施すことも知っている。奉仕とは信仰の告白として現れる自然な行動である。
 愛を受けたエルサレムキリスト者は、恵みを施したコリントのキリスト者のために切に祈った(13~14節)。こうして、エルサレムの教会と異邦人の教会、ユダヤキリスト者と異邦人キリスト者は、より堅固な関係を築いていった。パウロはこれら全てのことが、主なる神から与えられた「言葉では言い尽くせない贈り物」(15節)、即ちイエス・キリストから始まったことを告白し、主なる神に感謝と讃美を献げた。