Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 イザヤ書44章21~28節

聖書研究 イザヤ書44章21~28節(新共同訳 旧約pp.1134-1135)

(1) イスラエルの贖い(21~23節)

 木の切れ端と真の神を見分けることの出来ない霊的な無知に陥ったイスラエルに(19節)、主なる神は「思い起こせ、ヤコブよ/イスラエルよ、あなたはわたしの僕」(21節)と切に叫ばれた。また、「わたしはあなたを形づくり、わたしの僕とした」(21節)と告げ、イスラエルが偶像の前に跪く存在ではなく、主なる神の尊い御心を為す僕であることを思い起こさせた(21節)。バビロンにおいて捕囚の身であった彼らを、主なる神は「イスラエルよ、わたしを忘れてはならない」(21節)と励まされた。
 そして、主なる神は、イスラエルに向かって「わたしに立ち帰れ、わたしはあなたを贖った」と呼ばれ、イスラエルの「背きを雲のように/罪を霧のように吹き払った」ことを宣言された(22節)。主なる神が「わたしに立ち帰れ」と言われる時、立ち帰ることの出来ない人はいない。主なる神がご自分の民を贖うことを決意し、罪の問題を全て解決して下さったからである。それ故、「天」も「地の底」も「山々」も「森とその木々」も、「主のなさったこと」を「喜び歌」い、主なる神を讃美せずにはいられない(23節)。

(2) キュロスによる解放(24~28節)

「万物の造り主」として「自ら天を延べ、独り地を踏み広げた」主なる神は、イスラエルを「母の胎内に形づくられた方」、イスラエルの「贖い主」でもある(24節)。主なる神は万物を創造した無限の御力によってイスラエルを贖われる。
 主なる神の贖いはご自分の「僕の言葉を成就させ/使者の計画を実現させる」(26節)という方法によって進められる。主なる神は、将来なされる御業をご自分の僕に前もって語り、その言葉を歴史の中で行われる。また、ご自分の使者が計画したことを成し遂げられる。一方、主なる神は、ご自分を畏れ敬わない「むなしいしるしを告げる者」、「占い師」、「知者」を「混乱させ」、彼らの「知識を愚かなもの」とされる(25節)。
 主なる神は創造主であられる。それ故、全ての被造物が主なる神に服従するしかない。「大河」も、主なる神が「乾け」と命じれば、「干上が」って、乾いた道となる(27節)。大国ペルシアの王であるキュロスも、主なる神の「望みを成就させる者」であり、主なる神の御心によって動くだけである(28節)。そのような主なる神が「廃墟」となったエルサレムと「ユダの町々」を「再建」して下さる(26節、28節)。