Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録4章1~12節

聖書研究 使徒言行録4章1~12節(新共同訳 新約p.219)

(1) 迫害の中で結ばれた福音の実(1~4節)

 ペトロとヨハネが、イエス・キリストについて「民に話をしている」と、「祭司たち、神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいて来」て(1節)、「二人を捕らえて翌日まで牢に入れた」(3節)。ペトロとヨハネは聖書を根拠にイエス・キリストがどのような方であるかを証言したが、彼らはただ自分達が聞きたくないからという理由で二人を捕らえたのである。
 ペトロとヨハネが「民衆に教え」、「宣べ伝え」たのは「イエスに起こった死者の中からの復活」(2節)であった。二人がイエス・キリストの復活の福音を大胆に伝えると、信じた「男の数が五千人ほどになった」(4節)。行くべき道を知らなかった人々が、イエス・キリストの復活の福音を聞いて命に到る道を発見したのである。
 イエス・キリストの福音は命である。どのような苦難も厭わず、この命の福音を伝える時、驚くべき実が結ばれる。

(2) 聖霊の満たしと福音の宣言(5~12節)

 ペトロとヨハネが捕らえられた「次の日」、二人に対する宗教裁判が開かれた(5節)。「大祭司アンナスとカイアファとヨハネとアレクサンドロと大祭司一族」(6節)をはじめ、「議員、長老、律法学者たち」(5節)は、「お前たちは何の権威によって、だれの名によってああいうことをしたのか」と尋問した(7節)。使徒達は主なる神の言葉を根拠としてイエス・キリストを伝えたが、ユダヤの宗教指導者の判断基準は宗教的な権威であった。
 彼らの質問に対し、ペトロは「聖霊に満たされ」(8節)た状態で堂々と答えた。ここに私達は、弟子達が「会堂や役人、権力者のところに連れて行かれたとき」、「言うべきことは、聖霊がそのときに教えてくださる」というイエス・キリストの約束の成就を見出すことが出来る(ルカによる福音書12章11~12節)。
 かつてペトロは女中の前で「わたしはあの人を知らない」とイエス・キリストを否定した(同22章56~57節)。しかし、彼は「聖霊に満たされて」、宗教指導者の前でも決して臆することなく、イエス・キリストだけが救いの道であると堂々と証しする者へと変えられた(12節)。