Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Hayek, The Road to Serfdom, p.147 (西山訳『隷属への道』p.154)

Bruce Caldwell (ed.), The Road to Serfdom: Text and Documents, The Collected Works of Friedrich August Hayek; v. 2, Chicago: University of Chicago Press, 2007, Definitive ed., p.147

(西山 千明訳『隷属への道』東京: 春秋社, 1992年, p.154)

社会主義者が主張するにせの『経済的自由』がそうであるように――だがそれよりは真実を含んでいるのだが――『経済的保障』もまた、真の自由の不可欠の条件だとしばしば主張されてきた。ある意味で、これは真実であり、重要でもある。精神的独立とか性格の強さというものは、自らの努力で自らの人生を拓いていくことに自信が持てなければ、人々の間に生まれるものではないからである。それにしても、『経済的保障』という理念は、こういった分野の他の言葉に劣らず、曖昧で漠然としている。だからこそ、一般に正しいものと思われているこの『経済的保障』への要求は、時に自由を脅かす危険なものとなるのである。まったくのところ、『保障』ということをあまりにも絶対的な意味で理解し、一斉にこれを達成しようと努力すれば、自由への機会を増大させるどころか、逆に自由に対する最も重大な脅威となってしまう」