Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Friedrich August Hayek The Road to Serfdom Nine

Friedrich August Hayek The Road to Serfdom Nine
【関心・疑問】

【論文名】
第九章 保障と自由

【著者名】
Friedrich August Hayek (西山 千明訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Bruce Caldwell (ed.), The Road to Serfdom: Text and Documents, The Collected Works of Friedrich August Hayek; v. 2, Chicago: University of Chicago Press, 2007, Definitive ed., pp.147-156
 (『隷属への道』東京: 春秋社, 1992年, pp.153-172)

【本文の構成】
第一章 見捨てられた道
第二章 偉大なユートピア
第三章 個人主義と集産主義
第四章 計画の「不可避性」
第五章 計画化と民主主義
第六章 計画化と「法の支配」
第七章 経済統制と全体主義
第八章 誰が、誰を?
第九章 保障と自由
第十章 なぜ最悪の者が指導者となるのか
第十一章 真実の終わり
第十二章 ナチズムの基礎としての社会主義
第十三章 われわれの中の全体主義
第十四章 物質的条件と道徳的理想
第十五章 国際秩序の今後の展望

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
自由の下での保障と自由を破壊する保障

 社会主義者が主張するにせの「経済的自由」がそうであるように――だがそれよりは真実を含んでいるのだが――「経済的保障」もまた、真の自由の不可欠の条件だとしばしば主張されてきた。ある意味で、これは真実であり、重要でもある。精神的独立とか性格の強さというものは、自らの努力で自らの人生を拓いていくことに自信が持てなければ、人々の間に生まれるものではないからである。それにしても、「経済的保障」という理念は、こういった分野の他の言葉に劣らず、曖昧で漠然としている。だからこそ、一般に正しいものと思われているこの「経済的保障」への要求は、時に自由を脅かす危険なものとなるのである。まったくのところ、「保障」ということをあまりにも絶対的な意味で理解し、一斉にこれを達成しようと努力すれば、自由への機会を増大させるどころか、逆に自由に対する最も重大な脅威となってしまう。(p.147; 邦訳p.154)

【コメント】