Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Hayek, The Fatal Conceit, p.137 (渡辺訳『致命的な思いあがり』p.207)

W. W. Bartley III (ed.), The Fatal Conceit: The Errors of Socialism, The Collected Works of Friedrich August Hayek; v. 1, London: Routledge, 1988, p.137

(渡辺 幹雄訳『致命的な思いあがり』ハイエク全集; 第2期第1巻, 東京: 春秋社, 2009年, p.207)

「宗教と、われわれの文明を形成し促進してきた諸価値、たとえば家族や個別的所有との疑いえない歴史的な結びつきは、もちろん、宗教それ自体とその種の価値とのあいだになんらかの内在的な結びつきがあることを意味しない。過去二〇〇〇年にわたって、宗教の開祖たちのあいだには所有や家族に反対する者が多かった。しかし、生きのこっているすべての宗教は所有や家族を支持するものである。それゆえ共産主義の前途は、それがアンチ所有かつアンチ家族で(またアンチ宗教でも)ある以上有望ではない。というのも、私の信ずるところでは、共産主義はそれ自身、いいときもあったがいまでは急速に衰退している一つの宗教だからである。共産主義社会主義の国家でわれわれが目の当たりにしているのは、宗教的信念の自然選択がいかにして不適応者を処分するかである」