Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Hayek, The Fatal Conceit, p.133 (渡辺訳『致命的な思いあがり』p.199)

W. W. Bartley III (ed.), The Fatal Conceit: The Errors of Socialism, The Collected Works of Friedrich August Hayek; v. 1, London: Routledge, 1988, p.133

(渡辺 幹雄訳『致命的な思いあがり』ハイエク全集; 第2期第1巻, 東京: 春秋社, 2009年, p.199)

「生命は自らの存続をまかなうかぎりでしか存在しない。人間がそのために生きるものがなんであろうと、今日たいていの人はもっぱら市場秩序のおかげで生きている。われわれは人口を増やすことで文明化したのであるが、同時に文明がその増加を可能にしたのである。つまり、われわれは少数で未開でいるか、多数で文明化されているかのどちらかでしかありえない。もしも一万年前の人口に減少したら、人類は文明を維持できないであろう。それどころか、たとえ既得の知識が図書館に保存されたとしても、広範な特殊化や分業に必要な仕事を果たすだけの人口がいなければ、人間はその知識をほとんど活かすことができないであろう。原爆の大惨事をどこかで生きのびた一万人の人びとは、書物から入手しうるすべての知識をもってしても狩猟民や採集民の生活に戻ることを免れないであろう。おそらく、その知識は人類がかかる状態にとどまらざるをえない時間の総量を短縮するであろうが」