Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録9章10~22節

聖書研究 使徒言行録9章10~22節(新共同訳 新約p.230)

(1) サウロを立て上げたアナニア(10~19節)

 イエス・キリストと出会った後、サウロは「目の見え」ない状態で「三日間」断食をした(9節)。そのようなサウロの所に、主は「アナニアという弟子」(10節)を派遣した(10~11節)。
「幻の中で」「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ」(11節)という主の命令を聞くと、アナニアは最初異議を唱えた。サウロがどのような人物か(13節)、ダマスコに何故来たのかを知っていたからである(14節)。
 しかし、主がサウロに対する計画を告げると(15~16節)、アナニアは主の命令に従って、サウロの所に行った(17節)。そして、「サウロの上に手を置いて」「元どおり目が見えるように」(18節)し、サウロにバプテスマを授けた(19節)。
 アナニアは、信仰を持ったばかりのサウロを助け、立て上げる役割を果たした。アナニアの助けにより、サウロは福音に対して目が開かれた。こうして、彼は「異邦人や王たち、またイスラエルの子らに」(15節)イエス・キリストの福音を宣べ伝える伝道者パウロとして新しく生まれた。

(2) サウロ、ダマスコで福音を告げ知らせる(20~22節)

 イエス・キリストを受け入れた人間の変化は驚くべきものである。徴税人ザアカイがそうであったように(ルカによる福音書19章8節)、以前とは全く別の人間になる。
 サウロもまたそうであった。「元どおり目が見えるようになり、また聖霊で満たされ」(17節)たサウロは、「数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にい」(10節)た後、「すぐあちこちの会堂で」イエス・キリストこそ「神の子である」と「宣べ伝え」始めた(20節)。数日前までイエス・キリストを信じる者を「滅ぼしていた男」(21節)が、一転して「イエスがメシアであることを論証」(22節)するようになったのである。
 サウロの変化に「人々は皆、非常に驚」(21節)き、「ダマスコに住んでいるユダヤ人」は「うろたえ」た(22節)。しかし、サウロは、変えられた自分自身を証しとして、イエス・キリストをより一層力強く宣べ伝えた。福音には人を大きく変える力がある。