Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Abraham Kuyper Calvinism First Lecture

Abraham Kuyper Calvinism First Lecture
【関心・疑問】

【論文名】
第I講 生活原理としてのカルヴィニズム

【著者名】
Abraham Kuyper (鈴木 好行訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Calvinism: Six Lectures delivered in the Theological Seminary at Princeton, Classic Reprint Series, London: Forgotten Books, 2015, pp.1-45
(『カルヴィニズム』東久留米: 聖山社, 1988年, pp.21-72)

【本文の構成】
アブラハム・カイパー小伝――一八三七~一九二〇 (ジョン・ヘンドリック)
第I講 生活原理としてのカルヴィニズム
序言
 一、カルヴィニズムの意義
 二、神との関係の解釈と生活原理(一)
 三、神との関係の解釈と生活原理(二)
 四、人との関係の解釈と生活原理
 五、此の世との関係の解釈と生活原理
 六、生活原理発展の四つの系列
 七、人間生活の発展と異種族の結合
 八、カルヴィニズムにおける新しい生活原理の発展
第II講 カルヴィニズムと宗教
第III講 カルヴィニズムと政治
第IV講 カルヴィニズムと科学
第V講 カルヴィニズムと芸術
第VI講 カルヴィニズムと世界の将来
あとがき (鈴木 好行)

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】

 カルヴィニズムが与えるものとは、真の統一ある生活原理であり、それはその事実の積極的証明によってのみ認められるところで、またカルヴィニズムが必要とするもの、それは局部的・暫定的な現象ではなく、過去のみならず現在でも力となり、また将来の確信をも約束出来るところの、全包括的生活原理体系であるという主張を、実証することであります。そこで私達はまずペガニズム、イスラミズム、近代主義などの生活原理に対して、如何なる条件が必要とされているのかを尋ね、その後カルヴィニズムがこれらの条件を、真に充たしていることを示さなければならないのであります。(p.16; 邦訳p.37)

 こうして明らかにされたところは、カルヴィニズムが、すべての人間的存在における三つの根本的関係、すなわち神に対して、人に対して、また此の世に対しての関係について独自の明確な出発点を持っている事であります。神に対する関係とは、祭司或いは教会をわずらわすことなく、永遠者と人との直接的交わりであり、人間に対する関係とは、人が皆神の形に似せて造られたもので、神と国家権力との前に人間的価値の上下を持たないという相互の認識であり、此の世との関係とは、全世界に対する呪いが恩恵によって抑制されていること、此の世における生活は独特の価値を有すること、そして私達はあらゆる分野に在って、自然や日常生活の流れの中に、神がかくしておられる富を発見し、そのかくされた力を発揮しなければならないことを知る事であります。カルヴィニズムが以上の三条件を満たしていることは、すでに述べたところによって立証されています。また、こうして、ペガニズム、イスラミズム、カトリシズム並びに近代主義に対決して、明確に定義付けられたこの光栄ある原理と全包括的生活原理を自己のために主張し、これを実証することがカルヴィニズムの意義であります。(pp.32-33; 邦訳p.58)

【コメント】