Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録10章34~48節

聖書研究 使徒言行録10章34~48節(新共同訳 新約pp.233-234)

(1) コルネリウスの家に宣言された平和の福音(34~43節)

 ペトロは、主なる神がコルネリウスと自分をどのように出会わせられたのかについて詳しく聞いた後(30~33節)、「神は人を分け隔てなさらないこと」(34節)、「どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられる」(35節)ことを悟ったと告白する。
 そして、コルネリウスの家にいる人々に、「すべての人の主」であるイエス・キリストによる平和の福音を宣べ伝えた(36節)。ペトロは、ヨハネによるバプテスマから(37~38節)、「方々を巡り歩いて人々を助け、悪魔に苦しめられている人たちをすべていやされた」(39節)神の国の宣教、十字架の苦難と死(39節)、そして復活に到るまで証言し(40~41節)、福音の核心を伝えた。
 その上で、イエス・キリストが「生きている者と死んだ者との審判者として神から定められた者」(42節)であり、イエス・キリストを「信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる」(43節)という救いの道を明確に教えた。
 ペトロが「神はイエス・キリストによって」「平和を告げ知らせ」(36節)たと語った理由は、イエス・キリストの福音が主なる神と罪人との間に平和をもたらすからである。「神を畏れ」(2節)、正義を行ってきたコルネリウスの家庭に、遂に平和の福音がはっきりと宣言された。

(2) 異邦人も聖霊を受ける(44~48節)

 ペトロが福音を宣べ伝えている時、「御言葉を聞いている一同の上に聖霊が降った」(44節)。使徒達が「五旬祭の日」に体験した聖霊の御業を異邦人も同じように体験したのである(2章1~4節)。
聖霊の賜物が異邦人にも注がれ」たことは「割礼を受けている信者で、ペトロと一緒に来た人」にとって衝撃的な出来事であった(45節)。ペトロは、「異邦人が異言を話し、また神を賛美しているのを、聞」(46節)くと、躊躇うことなく彼らに「イエス・キリストの名によって洗礼を受けるように」(48節)命じた。
 コルネリウスの家における出来事は、ユダヤキリスト者固定観念を破り、異邦人宣教の基礎となった。主なる神がなさる御業は誰も妨げることが出来ない。