Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録11章19~30節

聖書研究 使徒言行録11章19~30節(新共同訳 新約pp.235-236)

(1) アンティオキアの教会(19~26節)

「ステファノの事件をきっかけにして起こった迫害のために散らされた」(19節)エルサレムキリスト者の中には、「アンティオキアへ行き、ギリシア語を話す人々にも語りかけ、主イエスについて福音を告げ知らせた」(20節)人々もいた。そして、「主がこの人々を助けられたので」、多くの人々が「信じて主に立ち帰った」(21節)。このことは主なる神が異邦人宣教を喜ばれたということを示している。
 そして、「このうわさがエルサレムにある教会にも聞こえてきたので、教会はバルナバをアンティオキアへ行くように派遣した」(22節)。「聖霊と信仰とに満ちていた」バルナバの協力によって更に「多くの人が主へと導かれた」(24節)。また、バルナバは「タルソスへ行き」(25節)、サウロを「見つけ出してアンティオキアに連れ帰」(26節)った。そして、「丸一年の間そこの教会に一緒にいて」(26節)、「固い決意をもって主から離れることのないようにと、皆に勧めた」(23節)。
 イエス・キリストに献身した「キリスト者」(26節)、主なる神の言葉を正しく教える働き人、そして主なる神の助けの御手が合わさった時、教会は健康に立て上げられていく。

(2) エルサレムの教会に対する支援(27~30節)

 ルカによる福音書が〈イエス・キリストを通した聖霊の働き〉を語っているなら、使徒言行録は〈教会を通した聖霊の働き〉を語っている。
 アガボという信者が「大飢饉が世界中に起こると“霊”によって予告した」(28節)時、アンティオキア教会が示した反応は、自分達のために食べ物を蓄えておくことではなかった。彼らは「それぞれの力に応じて、ユダヤに住む兄弟たちに援助の品を送ること」(29節)を決め、「それを実行した」(30節)。五旬祭の日に聖霊の御業を経験したキリスト者が「おのおのの必要に応じて」「財産や持ち物」を「分け合った」(2章44~45節)姿が、異邦地域の教会にまで広がったのである。
 エルサレムの教会に対するアンティオキアの教会の支援は、イエス・キリストにおける教会の一致と協力の模範を示している。教会がイエス・キリストにあって団結し、互いに助け合う時、この世に大きな影響力を及ぼすことが出来る。