Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Ludwig von Mises Economic Policy 5

Ludwig von Mises Economic Policy 5
【関心・疑問】

【論文名】
第五講 世界を変える海外投資

【著者名】
Ludwig von Mises (村田 稔雄訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Economic Policy: Thoughts for Today and Tomorrow, South Bend, Ind.: Regnery/Gateway, 1979
(『自由への決断――今日と明日を思索するミーゼスの経済学』東京: 広文社, 1980年, pp.113-133)

【本文の構成】
推薦のことば(山本 勝市)
まえがき
第一講 市場経済の成果
第二講 計画による混乱
第三講 介入政策の失敗
第四講 インフレーションの誘惑
第五講 世界を変える海外投資
 人間よりも資本の差
 限界生産力と賃金
 世界を変えた海外投資
 米国を発展させた英国資本
 安全な海外投資
 海外投資に対する敵意
 資本蓄積を妨げる重税
 必要な国際協力
 保護主義労働組合主義
 資本の移動
 急がば回れ
第六講 自由への決断
訳者あとがき

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 これらの発展途上国に属するすべての国の使用者は、優秀な道具が自分の企業の利潤を増大させるだろうということを、百も承知であります。彼らは、もっと多くのもっと優秀な工場を建設したいのです。それを妨げているのは資本の不足だけであります。開発が遅れている国と進んでいる国との差は、時間の差であります。英国人は他のすべての国民よりも早くから貯蓄を始め、また資本の蓄積をして、事業に投資し始めたのです。彼らは先発したので、ヨーロッパの他のすべての国の生活水準が低かったとき、英国の生活水準が高かったのです。次第に他のすべての国民も英国の状況を研究し始めましたが、英国の豊かな理由を発見するのは困難なことではありませんでした。そこで、彼らは英国のビジネスのやり方を模倣し始めたのです。(邦訳pp.116-117)

 他の諸国民は遅れて出発し、英国人は資本投資をやめなかったので、英国の状態と他の諸国との間には大きな格差が残りました。しかし、英国の先発優位性を消滅させるようなことが起りました。(邦訳p.117)

 資本投資がなかったならば、英国よりも開発が遅れている諸国は、十八世紀の初期や中頃に英国が始めた方法や技術で出発して、徐々に、一歩一歩――いつも英国経済の技術水準からはるかに低いところで――英国の足跡を模倣しようと努める必要があったことでしょう。(邦訳p.118)

 英国が百年またはそれ以上も昔に到達していた技術開発の水準に、これらの国が追い付くまでには、何十年もの歳月がかかったことでしょう。しかし、これらすべての国を助けた大きな出来事が海外投資だったのです。(邦訳p.118)

【コメント】