Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録12章13~25節

聖書研究 使徒言行録12章13~25節(新共同訳 新約p.237)

(1) 祈りと信仰(13~19節)

 エルサレムの教会では捕らえられたペトロのために「熱心な祈りが神にささげられていた」(5、12節)。ところが、「ロデという女中」が「ペトロが門の前に立っていると告げ」(14節)ると、彼らは「あなたは気が変になっているのだ」(15節)、「それはペトロを守る天使だろう」(15節)と言って、ロデの言葉を信じなかった。
 一方、ロデは「ペトロの声」を聞いた瞬間、主なる神が自分達の祈りに応えて下さったと信じた。そして、「喜びのあまり門を開け」るのも忘れて、人々にペトロが戻って来たと告げた(14節)。人々の不信は続いたが、ロデは屈することなく、「本当だと言い張った」(15節)。
 そして、ペトロが実際に人々の目の前に現れた時、彼らは「非常に驚いた」(16節)。祈りが応えられたことに驚いたのである。
 信仰をもって祈ることは非常に重要である(マタイによる福音書21章21~22節、ルカによる福音書18章18節)。にもかかわらず、私達がそのことに失敗してしまう。主なる神は信仰の祈りを喜ばれる。

(2) ヘロデ王の急死(20~25節)

 ヘロデの滅亡と主なる神の言葉の栄えが対比的に語られている。
 ヘロデは政治的な権力を用いて教会を迫害した。ペトロは牢から救い出されたが、使徒の一人ヤコブが殺された(2節)。ヘロデの迫害によってエルサレムの教会は大きな危機に直面した。
 ヘロデは、教会の迫害によってユダヤ人の支持を得(3節)、少しずつ盛んになっていくかのように見えた。しかし、それは栄えの道ではなく、没落の道であった。勢いが増すヘロデは、「神の声だ。人間の声ではない」(22節)という人々の諂いと賛辞を受け、高慢が頂点に達した。それに対し、主なる神は「ヘロデを撃ち倒した」。彼は「蛆に食い荒らされて息絶え」(23節)るという悲惨な最期を迎えた。
 一方、「神の言葉はますます栄え、広がって行った」(24節)。主なる神に敵対し、「神に栄光を帰さな」(23節)い者は最終的に滅亡し、主なる神の言葉がこの世を覆う。