Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録13章1~12節

聖書研究 使徒言行録13章1~12節(新共同訳 新約pp.237-238)

(1) バルナバパウロ、宣教旅行に出発する(1~3節)

 アンティオキアの教会には、バルナバやサウロなど、「預言する者や教師たち」(1節)と呼ばれる指導者がいた。彼らが「主を礼拝し、断食している」(2節)と、聖霊は「バルナバとサウロ」を「前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために」「選び出」すよう「告げ」られた(3節)。その結果、アンティオキアの教会は「二人の上に手を置いて出発させた」(3節)。
 教会の究極的な使命はイエス・キリスト大宣教命令を遂行することにある(マタイによる福音書28章18~20節)。教会がイエス・キリストの証人としての使命を疎かにして(ルカによる福音書24章45~48節)、内部の問題だけに関心と力を集中させるなら、却って力を失ってしまう。宣教は教会にとって他のどの働きよりも重大な意味を持っている。
 福音の働き人のために祈りを献げよう。また、彼らだけでなく、全てのキリスト者イエス・キリストによって世に遣わされている者である。どこにあってもイエス・キリストを証しし、福音を宣べ伝えよう。

(2) キプロス宣教(4~12節)

聖霊によって送り出され」(4節)、バルナバとサウロは最初の宣教旅行に出発した。この時からサウロはローマ式の名前である「パウロ」と呼ばれている(9節)。このことは、「異邦人や王たち、またイスラエルの子ら」にイエス・キリストの「名を伝えるために」選ばれた「器」としての彼のアイデンティティが具体化されたことを示している(9章15節)。
 2人の宣教旅行では最初から熾烈な霊的戦いが展開された。最初の宣教地である「キプロス島」(4節)において「ユダヤ人の魔術師で、バルイエスという一人の偽預言者に出会った」(6節)のである。彼は「地方総督セルギウス・パウルス」と「交際していた」が、総督が「バルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こう」とすると(7節)、福音を受け入れないように妨害した(8節)。
 それに対し、「目がかすんできて、すっかり見えなくな」(11節)るという主なる神の裁きが彼に臨んだ。そして、総督は「この出来事を見て、主の教えに非常に驚き」、イエス・キリストへの「信仰に入った」(12節)。
 キリスト者が「神の言葉を告げ知らせ」(5節)る働きをする時、霊的戦いを避けることは出来ない。使命を忠実に果たすためには「聖霊に満たされ」(9節)ることが必要である。