Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Hayek, The Road to Serfdom, p.177 (西山訳『隷属への道』p.214)

Bruce Caldwell (ed.), The Road to Serfdom: Text and Documents, The Collected Works of Friedrich August Hayek; v. 2, Chicago: University of Chicago Press, 2007, Definitive ed., p.177

(西山 千明訳『隷属への道』東京: 春秋社, 1992年, p.214)

「さらには、どんな隠された目的も持たずにそれ自体を目的として行なわれる、あらゆる人間的な活動を弾劾することも、全体主義の全精神と完全に合致しているとされる。『科学のための科学』とか『芸術のための芸術』といったことは、ナチス主義者たちにとっても、自由社会にあって社会主義を信奉しているインテリたちにとっても、また共産主義者たちにとっても、等しく忌み嫌うべきこととなっている。全体主義者たちに従えば、人間のあらゆる活動は、それがどのような社会的目的を意図しているかを根拠として正当化されなければならない、という。全体主義社会には、人々による自発的で、当局によって誘導されていないどんな活動も存在してはならない、とされる。というのも、そのような活動は、前もって予見できない結果や、もともとの計画が対策を準備していない結果を、発生させる可能性があるからだ。このような活動は、計画当局者たちの哲学からは、まったく新しくて、夢にも考えられなかったような何かを生み出してしまうかもしれない。この種の全体主義者たちの原理は、ゲームとか娯楽に対してさえ適用されている。『われわれはチェスの中立性といったものを完全に抹消してしまわなければならない。われわれは『芸術のための芸術』という公式の誤りと同様に、『チェスのためのチェス』という公式の誤りに対しても、究極的な断罪を下さなければならない』と、チェスをする人々が公けに訓戒を与えられたのは、ドイツにおいてであったかそれともロシアにおいてであったか、答えは読者の推理に任せよう」