Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録14章19~28節

聖書研究 使徒言行録14章19~28節(新共同訳 新約p.242)

(1) 神の国に入るための苦しみ(19~23節)

 福音に反対する「ユダヤ人たちがアンティオキアとイコニオンから」リストラまでパウロ達を追って「やって来」た。彼らはリストラの「群衆を抱き込み、パウロに石を投げつけ」た(19節)。パウロ達に仕えようとしていたリストラの人々も、ユダヤ人の扇動によって態度が一変した。
 パウロは石に当たって瀕死の状態になった(19節)。しかし、彼は再び「起き上が」り、福音の働きを続けるために「翌日、バルナバと一緒にデルベへ向かった」(20節)。そして「二人」はデルベで「福音を告げ知らせ、多くの人を弟子にし」た後、自分を殺そうとした人々がいる「リストラ、イコニオン、アンティオキア」へと戻り(21節)、「弟子たちを力づけ」た(22節)。そこでパウロバルナバは「わたしたちが神の国へ入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、「信仰に踏みとどまるように励ま」(22節)すと共に、「弟子たちのため教会ごとに長老たちを任命し」(23節)た。
 福音の働きをしている時、貴い実りを得ることがある一方で、酷い苦難に遭うこともある。主なる神はキリスト者神の国のための苦しみを避けないことを望んでおられる。

(2) 第1回宣教旅行の締め括り(24~28節)

 パウロバルナバは、「ピシディア州」、「パンフィリア州」を経て、最後に「ペルゲで御言葉を語った後」(25節)、船でアンティオキアに戻った(26節)。アンティオキアの教会は、2人がこれまで「成し遂げ」てきた「働きのために神の恵みにゆだねられて送り出された所」(26節)であり、異邦人伝道の拠点だった。そして彼らの宣教旅行を色々な形で支援してきた。
 それ故、パウロバルナバは、アンティオキアに「到着するとすぐ教会の人々を集めて、神が自分たちと共にいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくださったことを報告した」(27節)。2人は自分達の宣教旅行の主体が主なる神であることを決して忘れなかった。アンティオキアの教会の人々も、彼らの報告を聞いて、共に喜び、主なる神に感謝と讃美を献げたに違いない。
 キリスト者は福音の故に苦難を経験する。しかし、その中にあっても私達は一人でいるのではない。主なる神が私達と共におられ、福音のために御業をなして下さる。また、人々から拒まれ、嘲られ、落胆する私達に、聖書の言葉と聖霊の働きによって慰めと力を与えて下さる。いかなる状況にあっても、主なる神がそこで働いておられることを覚えよう。