Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録16章16~18節

聖書研究 使徒言行録16章16~18節(新共同訳 新約pp.245-246)
「占いの霊を追い出すパウロ

 フィリピにおけるパウロの宣教は、最初順調に進行しているように見えた。しかし、今回も神の国の拡大を妨害する勢力がやはりパウロと彼の同労者を苦しめた。
 今回パウロ達を苦しめたのは、「占いの霊に取りつかれている女奴隷」(16節)であった。彼女はパウロ達の「後ろについて来て」、「この人たちは、いと高き神の僕で、皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです」と叫び続けた(17節)。
 女奴隷の言っていること自体は決して間違ってはいない。しかし、パウロは、占いの霊に憑かれた彼女を通して自分達の正体が伝えられることは福音の前進にとって妨げになると判断した。パウロは、「イエス・キリストの名によって」占いの霊に「この女から出て行け」と命じた。すると、霊はすぐに「彼女から出て行った」(18節)。
 ゲラサ人の男に取り憑いた悪霊がイエス・キリストに対し「いと高き神の子イエス」と叫んだように(ルカによる福音書8章28節)、占いの霊も主なる神に対する正確な知識を持っていた。しかし、占いの霊は、イエス・キリストについて知ってはいても、イエス・キリストに対する信仰を持っていたわけではなかった。問題はイエス・キリストに繋がっているかどうかである(ヨハネによる福音書15章4節)。