Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Calvin, Institutio Christianae Religionis (1559), 3. 4. 20 (渡辺訳『キリスト教綱要』第3篇, pp.126-127)

Jean Calvin, Institutio Christianae Religionis (1559), 3. 4. 20, in Guilielmus Baum, Eduardus Cunitz, Eduardus Reuss (eds.), Ioannis Calvini Opera Quae Supersunt Omnia; 2, Corpus Reformatorum; 30, Brunsvigae: C.A. Schwetschke, 1864, p.473

(渡辺 信夫訳『キリスト教綱要』第3篇, 東京: 新教出版社, 2008年, 改訳版, pp.126-127)

〈要約〉

 カルヴァンによれば、罪の告白の制度を擁護する人々は、この告白を「鍵の権能」に基礎付けている。それに対し、カルヴァンは、鍵の権能は使徒達に与えられたものであると理解し、司祭は「使徒代理人」や「後継者」なのかと問う。カルヴァンは、「鍵の権能」に先立って、キリストは聖霊を授けられると説く。その上で、罪の告白を実践する人々は「鍵の支配者また制御者である聖霊を本当に持っているのか」と疑問視する。そして、彼らが「もし持っていると答えるなら、聖霊は誤りを犯すことができるのか」とカルヴァンは問い返す。以上のことから、カルヴァンは「司祭たちは、誰一人鍵の権能を持たないと結論」付ける。彼らは「至る所で見境なしに、主の繋ごうとされるものを解き、主の解こうとされる者を繋いでいる」からである。