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Norman Barry Welfare The Idea of Welfare in Political Thought

Norman Barry Welfare The Idea of Welfare in Political Thought
【関心・疑問】

【論文名】
1 政治思想における福祉の観念

【著者名】
Norman Barry (斎藤 俊明, 法貴 良一, 高橋 和則, 川久保 文紀訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Welfare, Concepts in the Social Sciences, Buckingham: Open University Press, 1999, 2nd ed.
(『福祉――政治哲学からのアプローチ』京都: 昭和堂, 2004年, pp.3-24)

【本文の構成】
1 政治思想における福祉の観念
2 功利主義と福祉哲学の起源
3 反個人主義――最小国家から福祉国家
4 自由主義政治経済学と福祉
5 個人主義批判と福祉の倫理
6 正義・平等・福祉
7 福祉・福祉国家・政治
8 福祉――追記

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 したがって、福祉哲学のとりわけ現代的な点は、バークをはじめとする多くの論者が政府の「より低い責任」と呼んだものを、法、秩序、継続性、社会的結合の維持と同等の重要な地位に引き上げていることである。そのため、ほとんど当然のことながら、政府が福祉という課題について諸要求を満たすことができない場合には、政府の行動は非難されてよいと主張されることになる。このように把握してみれば、福祉哲学の根底にあるのは主に功利主義的なものである。福祉諸政策の価値が明らかにある種の結果と結びつけられているからである。その結果は、かならずしも、ベンサム主義的功利主義が求めるであろうような快楽の点から測定されるものではないにしても、福祉哲学の関心は何らかの観察可能な結果におかれているのである。このようなわけで、福祉哲学は、経済学や公共政策の諸問題には不可避的に関心をよせるが、法や政治的義務についてはほんのわずかの関心をはらうにすぎない。(邦訳p.13)

【コメント】