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Norman Barry Welfare Anti-individualism - From the Minimal State to the Welfare State

Norman Barry Welfare Anti-individualism - From the Minimal State to the Welfare State
【関心・疑問】

【論文名】
3 反個人主義――最小国家から福祉国家

【著者名】
Norman Barry (斎藤 俊明, 法貴 良一, 高橋 和則, 川久保 文紀訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Welfare, Concepts in the Social Sciences, Buckingham: Open University Press, 1999, 2nd ed.
(『福祉――政治哲学からのアプローチ』京都: 昭和堂, 2004年, pp.48-67)

【本文の構成】
1 政治思想における福祉の観念
2 功利主義と福祉哲学の起源
3 反個人主義――最小国家から福祉国家
4 自由主義政治経済学と福祉
5 個人主義批判と福祉の倫理
6 正義・平等・福祉
7 福祉・福祉国家・政治
8 福祉――追記

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 しかし、自由放任主義に代わる選択肢は(それが唯一のものではないが)このような源泉から発展した。そして、関心は、道徳的責任の問題から、貧しい人びとがどのような経緯で困窮したかにかかわりなく、彼らに対して国家福祉を供給することを正当化する方向へと、はっきりと移ってしまった。ここに見て取れるのは、福祉国家を支えている、本質的に現代的な考え方である。つまり、原因を無視して、あるいは救済を提供した場合に生じるかもしれない特定の結果を無視して、もっぱら窮乏そのものに関心を向けるということである。社会正義という名分のもとに、最低所得保障と再分配に対する要求をこれに付け加えるならば、市民権の理想像となる。それは、市民的・政治的自由のみで成り立つものではない。市場が決定する労働報酬としてではなく、グリーンが述べたような、共同社会の成員であるという根拠にもとづいて、経済的資源をも要求するものである。(邦訳pp.55-56)

【コメント】