Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録23章12~22節

聖書研究 使徒言行録23章12~22節(新共同訳 新約pp.260-261)

【概要】
 40人以上のユダヤ人がパウロを殺す陰謀に加わり、最高法院に来るパウロ待ち伏せして殺そうとした。パウロの姉妹の子がそれを聞いて知らせると、パウロは百人隊長を呼び、姉妹の子を千人隊長のもとへ行かせた。千人隊長はユダヤ人の陰謀を聞き、その青年に口止めして帰した。

【歴史的背景】

【釈義】

【黙想】
(1) パウロ暗殺の陰謀(12~15節)

「四十人以上」(13節)のユダヤ人が「パウロを殺すまでは飲み食いしないという誓いを立て」、「陰謀をたくら」んだ(12節)。彼らは一種の決死隊で、どのような方法を用いてでもパウロを殺そうとした。彼らは「祭司長たちや長老たちのところへ行って」(14節)、何としてでもパウロを連れ出して殺す方法を講じた(15節)。不義の者で構成されていた最高法院でさえ、尋問という公的な手続きを経たが、決死隊はそれさえも無視した。彼らの登場はパウロに対するユダヤ人の憎悪がどれほど激しいかを示している。自分達の目的を遂げるためには手段や方法を選ばないという彼らの不義の姿が赤裸々に表れている。

(2) 密かな助け(16~22節)

 主なる神の助けは、パウロを殺そうとする決死隊の意志よりも強いものである。「パウロの姉妹の子」が決死隊の陰謀を「聞き込み」、「パウロに知らせた」(16節)。自分に降りかかる危険を知ったパウロは、「この若者を千人隊長のところへ」(17節)送った。彼は、千人隊長に会って(19節)、ユダヤ人達の陰謀を知らせ(20~21節)、千人隊長はパウロを助ける方策を素早く立てた。これらのことは全て密かに行われたので(22節)、後の出来事に正しく対処出来た。ユダヤ人達は目に見える動きがなかったので、全て自分達の思い通りになっていると安心していたことだろう。彼らは、目に見えない主なる神がパウロを助けておられることを知らなかった。いつ、どこででも、主なる神はご自分の僕を守ることがお出来になる。それ故、主なる神のために働く僕は、劣悪な状況の中でも希望と信仰を失ってはならない。

【適用】
1. パウロを殺そうとして陰謀を企てたユダヤ人達が間違っている理由は何だろうか。絶望的な状況の中で、いかにしてそれを克服したらよいか。

2. 千人隊長がパウロを助けるために尽力したのは何故だろうか。主なる神があらゆる環境と人間を用いて助けて下さるということを信じるか。今どのようなことに対してその信仰を持つべきか。

祈り
 感謝を忘れていた自分の高慢さを悔い改めます。絶望的な状況の中で私を救って下さり、必要な助けを与えて下さった父なる神の愛を忘れず、神の恵みを覚えて感謝する一日を送らせて下さい。