Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

聖書研究 使徒言行録26章12~23節

聖書研究 使徒言行録26章12~23節(新共同訳 新約pp.266-267)

【概要】
 パウロは「太陽よりも明るく輝」く光によって倒れ、イエス・キリストの御声を聞いた。彼は、主の御声に従ってイスラエルと異邦人に福音を宣べ伝え、そのためにユダヤ人達から殺されそうになった。パウロは「メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、民にも異邦人にも光を語り告げることになる」ということ「以外には、何一つ述べてい」ないと弁明した。

【歴史的背景】

【釈義】

【黙想】
(1) パウロ、自分の回心を語る(12~18節)

 人生には転換点となる時がある。パウロは、キリスト者を迫害するために「ダマスコへ向かった」(12節)途上でそのような時を迎えた。生きておられる復活の主に出会った時、パウロは、キリスト者を迫害することはイエス・キリストを迫害することであり(14~15節)、これまで自分がしてきたことはむなしいことであると悟った。パウロは主が自分を「奉仕者、また証人」(16節)として任命されたと証しする。パウロの「目を開いて、闇から光に」召し出された主は、イスラエルと異邦人を「サタンの支配から神に立ち帰らせ」るためにパウロを用いられる(18節)。主によって死から命に移された人は、まだ人生の転換点を迎えていない人々に、自分が出会った救い主を証ししなければならない。

(2) パウロの宣教の内容(19~23節)

 自分の人生に主なる神が与えられた使命を確信した人は、どれほど道が険しくても、主の御心に従って使命の道を歩み続ける。パウロは、ダマスコでも、エルサレムでも、ユダヤ人と異邦人に「悔い改めて神に立ち帰り、悔い改めにふさわしい行いをするようにと伝え」(20節)てきた。それが「天から示されたこと」(19節)だったからである。パウロはこのことでユダヤ人達から命を脅かされもした(21節)。しかし、主なる神がパウロを助け、導かれたので、彼は「小さな者にも大きな者にも」福音を「証し」することが出来た(22節)。「メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して」、イスラエルの「民にも異邦人にも光を語り告げる」ということは(23節)、「預言者たちやモーセが必ず起こると語ったこと」(22節)であるが、それは主イエス・キリストを通して実現した。主なる神は今日もこの真理を告げ知らせる「奉仕者、また証人」(17節)を支えて下さる。

【適用】
1. 主は何のためにパウロを召されたか。主が私達に委ねられた使命は何で、闇から光に導くべき人は誰か。

2. パウロは命の脅かしの中でもどのように主の証しをしたか。私達が主なる神の助けを祈り求めるべきことは何か。

祈り
 主の恵みによって私がイエス・キリストの証人に変えられた時を思い出します。苦しさの故に使命の道から逃げようとする弱さを捨てられるよう、聖霊で満たして下さい。光である主に出会う恵みを先に経験した者として、暗闇の中にいる人を主へと導くことが出来ますように。