Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Helm, Calvin and the Calvinists (松谷訳『カルヴァンとカルヴァン主義者たち』pp.162-163)

Helm, Calvin and the Calvinists (松谷訳『カルヴァンカルヴァン主義者たち』pp.162-163)
【関心・疑問】

【論文名】
第四章 キリスト者の回心

【著者名】
Paul Helm (松谷 好明訳)

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
Calvin and the Calvinists, Murrayfield Road: The Banner of Truth Trust, 1982
(『カルヴァンカルヴァン主義者たち』上尾: 聖学院大学出版会, 2003年, pp.127-168)

【本文の構成】
第一章 序論 新しいカルヴァン
第二章 カルヴァンの立場
第三章 キリストの死と執り成し
第四章 キリスト者の回心
第五章 行いによる救いか

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 このようにカルヴァンは、ピューリタンと共に、道徳律法の一つの重要な機能が人々に罪を自覚させることであることを力説したが、同時にまた、そのような人々を悔い改めと救いに導く信仰に至らせるためには、福音における神の恵みが必要であることを説いた。ピューリタンアントニー・バージス[Anthony Burgess ?-? イギリス・ウォリック州のピューリタン牧師、ウェストミンスター神学者会議のメンバー]が言うように、福音の約束(the gospel-promise)がなければ律法は再生に向けて働くことは決してできない。こうした見解を取ることによって、カルヴァンピューリタンの両者は、ローマ人への手紙、ガラテヤ人への手紙における律法についてのパウロの徹底した教えばかりでなく、バプテスマのヨハネ(例えばマタイ三・二二)、使徒たち(例えばマルコ一・一五)の説教に具体的に見られるような、新約の説教の性格を正しく扱おうと努めたのである。しかし、それに負けず劣らず、カルヴァンピューリタンは、カルヴァンの言葉で言えば、「いかに多様な仕方でキリストはわれわれをご自身のもとに引き寄せたもうか」を強調したいと考えた。彼らは、キリスト者の経験の一つの型をあらゆる人に押し付けようとは思わなかった。そのような方向には、分裂をもたらす律法主義がひそんでいるからである。彼らは、ザアカイのような人とタルソのサウルのような人、ルディアのような人とナタナエルのような人など、いろいろな人の異なった経験を認めたいと考えたのである。ケンドールがしようとした仕方で、カルヴァンを、ピューリタンに対立させることには根拠がない。(邦訳pp.162-163)

【コメント】