Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

住田『カルヴァン政治思想の形成と展開』pp.167-168

住田『カルヴァン政治思想の形成と展開』pp.167-168
【関心・疑問】

【論文名】
第4章 「神の民」共同体としてのジュネーヴ――聖俗両権による神への奉仕

【著者名】
住田 博子

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
カルヴァン政治思想の形成と展開――自由の共同体から抵抗権へ』東京: 新教出版社, 2018年, pp.156-178

【本文の構成】
序章 問題の所在
第1章 カルヴァン時代のジュネーヴの国家教会体制
第2章 カルヴァン神学体系における自由と制度
第3章 再洗礼派批判にみる教会の構成論理
第4章 「神の民」共同体としてのジュネーヴ――聖俗両権による神への奉仕
第5章 カルヴァン派の政治権力観――包摂から抵抗へ
終章
文献表
あとがき

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 それにもかかわらず、ジュネーヴにおいては、婚姻が教会の指導から外れることはなかった。むしろジュネーヴ教会は秘蹟ならぬ人間的行為の一分野を管理することに並々ならぬ労力をつぎ込んだのである。ジュネーヴ教会は単に制度的に自分たちの管轄となっている仕事を機械的にこなすのではなかった。代わりに婚姻管理を、教会と市政府の両方が関与すべきものとして社会化したのである。道徳統制の重要部分を社会化したことは、同時に、教会が社会全体を聖化に責任をもつという状態を招来した。しかも、それが兄弟愛の名の下におこなわれたという事実からは、救いを確信する真の信者が互いに結びあう「神の民」共同体としての向上が意図されていたことが読み取れる。(pp.167-168)

【コメント】