Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

大木『ピューリタニズムの倫理思想』p.238

大木 英夫『ピューリタニズムの倫理思想――近代化とプロテスタント倫理との関係』東京: 新教出版社, 1966年, p.238

「こうしてピューリタンカズイストリは、病める魂をただ単に慰めただけでなく癒したのであり、さらに健康なものとし、遂には『キリストの兵士』(a Christian soldier)とまで強めたのである。このことは魂の根底的改造、平易にいうと人間の変革を意味する。中世から近代への転換期において、人間を新しいエートスをもつ主体へと改造していくためには、このようなカズイスティックな仕方での魂の問題との取り組みが必要であったのである。道徳的な転換期において、人間を新しく形成する課題と取り組まざるをえない宗教、とくにそれなしに土着できない外来宗教にとって、カズイスティックな倫理的作業を回避することは、自己の外来性や抽象性を決して克服できないのである。なぜなら、外来宗教とは言葉をもっているが、生をもたないからである。言葉から生をつくり出すことが、その社会への土着の道だからである」