Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Strohm, Johannes Calvin (菊池訳『カルヴァン』p.93)

Christoph Strohm, Johannes Calvin: Leben und Werk des Reformators, C. H. Beck Wissen in der Beck’schen Reihe; 2469, München: C. H. Beck, 2009
(菊地 純子訳『カルヴァン――亡命者と生きた改革者』東京: 教文館, 2016年, p.93)

「ここで、カルヴァンの人格に言及せざるを得ない。カルヴァンはたぐいまれな『何かを形成する意思』を持っていて、反論を受け入れることは、難しいか、不可能だった。この意味では、容赦のない首尾一貫性で自分の目的を追ったのだ。自分を恐がりで、臆病だと思っていたときにでさえそうであった。自分自身のことを神の道具として見ていたが、道具は、自分の責任においてではなく、請け負って行動する。それゆえに妥協することは、おのずから問題であった。カルヴァンの場合は、形成する意思に相応しい、たぐいまれな能力があった。抜群の記憶力、法律家としての卓越した教育、それに神学上の知識と論述能力があった。それは初期の頃から彼を有名にし、例えば一五四〇/四一年の宗教論争の時に、不可欠な同志であることを証明した。このような能力に対して、敵はほんのわずかしか対応するものを対置できなかった。彼らが権力の保持者であったとしても」