Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Dawson, The Movement of World Revolution (深瀬訳『革命の世界史』pp.205-206)

Christopher Dawson, The Movement of World Revolution, New York: Sheed & Ward, 1959
(深瀬 基寛訳『革命の世界史』グリーンベルト・シリーズ; 13, 東京: 筑摩書房, 1963年, pp.205-206)

「この接近はいくつかのことなる平面において行なうことができる。第一にもっとも見やすい接近法は、近代東洋の創造者であり指導者である教育を受けた新しい階級にむかってなさるべきではないかと思われる。かれらはわれわれと同じ世界・社会に属し、われわれと同じ問題に直面しているゆえにもっとも接近しやすい階級である。この点キリスト教はいくらか有利な立場にある。というのはキリスト教はおそらくユダヤ教を例外として、他のいかなる宗教よりも世俗化された社会の宗教的諸問題について豊富な経験をもつからである。そのうえ教育を受けたアジア人は東洋文化の古典文学よりも西欧文学で教育される傾向があり、このことは相互の論議と理解のためのひとつの基底を提供してくれるからである。とはいっても、他面においてキリスト教にたいする国民主義的、政治的偏見、いかなる形にもせよ伝道的活動にたいするそういう偏見がもっとも抜きがたいのも、このレベルなのである。というのはひとりの人間がかれ自身の宗教を実践することが浅ければ浅いほど、それだけキリスト教の普遍的要求に不満を感ずることがはなはだしくなる傾向があるからである」