Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Athanasius, De Incarnatione Verbi, 55.1-3 (小高訳「言の受肉」『盛期ギリシア教父』p.135)

Athanasius, De Incarnatione Verbi, 55.1-3
(小高 毅訳「言の受肉上智大学中世思想研究所編訳・監修『盛期ギリシア教父』中世思想原典集成; 2, 東京: 平凡社, 1992年, p.135)

「救い主が来られて以来、もはや偶像礼拝は進展していないだけでなく、その存在は衰え、徐々に終わりを迎えようとしている。また、ギリシア人の知恵ももはや進歩せず、その存在は消滅しようとしている。悪霊どもも、幻覚や神託や魔術によって人々を惑わすことはもはやなく、あえてなにか企んでも、十字架のしるしによって恥をかかされている。一言で言うなら、いかに救いの教えが至るところに進展しており、逆にあらゆる偶像礼拝とキリストへの信仰に逆らうすべてのものが日々、衰え、力を失い、衰退していっているか観照するがよい。このようなことを観照して、万物の上におられる救い主、力ある神なる言(ロゴス)を礼拝するがよい。そして、この方[言(ロゴス)]によって衰えさせられ滅ぼされたものらを断罪するがよい。実に、太陽が昇ると、もはや闇は力をふるうことなく、どこかに[闇が]残っていようとも、たちまち追い払われてしまうものである。同様に、神の言(ロゴス)の神的顕現が実現されてからは、もはや偶像の闇は力を発揮しえず、全地の至るところすべてが、この方の教えによって照らされているのである」