Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Strohm, Johannes Calvin (菊池訳『カルヴァン』pp.118-119)

Christoph Strohm, Johannes Calvin: Leben und Werk des Reformators, C. H. Beck Wissen in der Beck’schen Reihe; 2469, München: C. H. Beck, 2009
(菊地 純子訳『カルヴァン――亡命者と生きた改革者』東京: 教文館, 2016年, pp.118-119)

「それと緊密に関わっているのが、旧約聖書の法を高く評価することだ。カルヴァンは例えばルターと比較すると、旧約聖書の法を、福音あるいは新約聖書の勧告を示すことで相対化するつもりはあまりなかった。カルヴァンが異端者と戦うときの手本を提供するのが、特に偶像礼拝、瀆神、異端、魔術へのモーセ五書の中の厳しい法だ(レビ二四章、申命一三章)。けれども、その場合に強調すべきは、カルヴァンが基本的に旧約の諸儀式書のみならず、裁判法でさえキリスト者にはもはや有効ではないと捉えていたことだ。規定はそれにもかかわらず、模範として重要だった。カルヴァンは当然、ローマ法的で、また旧約聖書的に刻印された考えを共有しており、間違った教えや偶像礼拝や瀆神が街の中で許容されているなら、神は全共同体を罰することができるのだ」