Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Mises, Economic Policy (村田訳『自由への決断』p.21)

Ludwig von Mises, Economic Policy: Thoughts for Today and Tomorrow, South Bend, Ind.: Regnery/Gateway, 1979
(村田 稔雄訳『自由への決断――今日と明日を思索するミーゼスの経済学』東京: 広文社, 1980年, p.21)

「工場が婦人や児童を雇い入れたという有名な昔話は何百回となく語られていますが、工場で働く前の婦人や児童たちが満足な生活状態にあったというのは、歴史上最大の嘘の一つです。工場で働いていた母親たちには何も料理するものがありませんでした。自分の家や台所から工場へ働きに出たのではありません。自分の台所がなかったので工場へ行ったのです。台所があってもそこで料理する食物がありませんでした。そして子供たちは快適な子供部屋から来たのではなく、飢えのため死にかけていました。また初期資本主義のいわゆる言語に絶した悲惨さに関する話はすべて、統計一つで反論できます。英国の資本主義が発達した丁度その時代に、一七六〇年から一八三〇年にかけてイングランド産業革命と呼ばれている正にその時代に、イングランドの人口が倍増しました――すなわち、それ以前なら死んでいたはずの――無数の子供たちが生き残って成年男女となっていたという点です」