Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

住田『カルヴァン政治思想の形成と展開』p.85

住田 博子『カルヴァン政治思想の形成と展開――自由の共同体から抵抗権へ』東京: 新教出版社, 2018年, p.85

「この点について、カルヴァンが教会を『聖である』と言うことの意味を考察することが、もうひとつの手掛かりとなるかもしれない。彼の理解によれば、教会の『聖』とは未だ完成していないものである。聖であるとされるのは、聖潔に達していなくても、日ごとに向上しつつあるという、その様態による。つまり、神の目から見て清いとされる状態に現実に達したことを以て『聖』と称されるのではなく、むしろ、改めるべき点を持ちながら、日々改善に努めている姿が『聖』であると評価されるのである。以下のカルヴァンの言葉は、その次第をよく物語っている」