Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

Huntington, The Clash of Civilizations and the Remaking of World Order, pp.95-96 (鈴木訳『文明の衝突』p.139)

Samuel P. Huntington, The Clash of Civilizations and the Remaking of World Order, New York: Simon & Schuster, 1996, pp.95-96
(鈴木 主税訳『文明の衝突』東京: 集英社, 1998年, p.139)

「二十世紀後半には、これらの希望も不安も間違っていたことが証明された。経済や社会の近代化は、規模のうえでは全世界におよんだが、同時に世界的な宗教の復興も起こったのである。パリ政治学院教授でイスラムを専攻するジル・ケペルが『神の復讐(邦訳書のタイトルでは『宗教の復讐』)』と名づけたこの宗教の復興現象は、すべての大陸、すべての文明圏、そして事実上すべての国におよんでいる。ケペルによれば、一九七〇年代半ばに世俗主義や宗教と非宗教を両立させようとする動きに『逆行が見られた』という。そして『宗教にたいする新しい態度が生まれ、それまでのように世俗的な価値観にあわせようというのではなく、必要ならば社会を変えても社会の組織に神聖な基盤を取り戻そうという目標ができた』のである。このような態度はさまざまなかたちをとってあらわれたが、いずれも失敗に終わった近代主義を捨てて前に進むことを呼びかけ、近代化が後退し、行きづまった理由を、神から離れたことにあるとした。目指すべきはもはや近代化ではなく、『ヨーロッパへの第二の福音伝道』となり、目標はイスラムを近代化することから、『近代性をイスラム化する』ことに変わった」