Five Solas Ministry

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

村田『宗教の発見』pp.141-142

村田 充八『宗教の発見――日本社会のエートスキリスト教阪南大学叢書; 88, 京都: 晃洋書房, 2010年, pp.141-142

〈構成〉
第一章 宗教的人間と社会の分析視角
第二章 生駒の民間信仰と聖性
第三章 日本社会とキリスト教の影響力
第四章 カルヴィニストの信仰と日本社会
第五章 日本社会の宗教動向と社会的エートス
補遺 キリスト者の人生
書評

〈引用〉
 カルヴィニズムの教理は十六世紀の宗教改革(Reformation)の時代までさかのぼることができる。宗教改革マルティン・ルター(Martin Luther, 1483-1546)は、「信仰のみ」(Sola Fide)、「聖書のみ」(Sola Scriptura)、「万人祭司」主義の三点を教理の中心に据えた。ジャン・カルヴァン(Jean Calvin, 1509-64)は、「徹底した『神認識』と『自己認識』の重要性を説き、聖書を唯一の基準として長老制に基づく教会改革を行った」。Sola Fideの視点は、人は、「神の一方的な恵み、『恩寵のみ』(Sola Gratia)によって与えられた主イエス・キリストの十字架の死と復活にあずかることを通して、主イエスへの信仰によってのみ義と認められるとする(『信仰義認』の主張)」。また、カルヴィニズムは、「聖書のみ」(Sola Scriptura)、すなわち、「救いの唯一の基準は神の言葉である聖書のみによるとし、聖書こそキリスト者の信仰と生活の究極の権威であるとする(聖書の権威性の主張)」。少なくとも、「改革派」の「自覚的」キリスト者は、このような宗教改革の精神を堅持しようとするであろう。