Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

エルドリッヂ『だれが沖縄を殺すのか』p.52

ロバート・D. エルドリッヂ『だれが沖縄を殺すのか――県民こそが“かわいそう”な奇妙な構造』PHP新書; 1042, 東京: PHP研究所, 2016年, p.52

〈引用〉
 余談ながら沖縄には、日本全国各地にある「日米協会」がない。日米協会とは、日米の民間交流によって両国の相互理解を深め友好関係を促進していくために一九一七年に設立された組織である。アメリカ人がおよそ六万人も居住している沖縄に、そのような組織一つないのは、実に象徴的な話だ。私は、「ぜひ沖縄に日米協会を設立すべきだ」と訴え続けてきたのだが。
「親米」という点でいちばんの問題は、左翼系というよりは、サイレント・マジョリティーとなった人たちであろう。沖縄では、『琉球新報』『沖縄タイムス』などの地元メディアや、学界、官公庁が形成してきた独特の言論空間があまりに強力だったために、これまで「これは違うぞ」と感じていた常識的な市民やアメリカ留学経験者、経済界、学者も、「静か」にしてきたように思えてならない。
 サイレント・マジョリティーの一部が立ち上がって、保守的な活動をすることが見られるようになったのは、つい最近のことである。それまでは、前掲書によればリーダー的な存在であるはずの留学の人たちも含めて「サイレント」だった。アメリカ人である私からすれば、「親米」の発信力になるべき人たちが、その期待にそぐわず、正論を述べてこなかったのは、残念といえば残念なことではある。