Five Solas

主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

春名『哲学と神学』p.347

春名 純人『哲学と神学』関西学院大学研究叢書; 第50篇, 京都: 法律文化社, 1984年, p.347

〈構成〉

第一部 カントの道徳神学
 序論 カントの純粋理性信仰
 第一章 カントの道徳神学――道徳神学の教義学・神論
 第二章 道徳的完全性の理想――道徳神学の教義学・キリスト論と救拯論
第二部 近代神学の認識論的基礎に関する弁証学的考察
第三部 キリスト教弁証学とキリスト教哲学のために
 第一章 キリスト教弁証学序説
 第二章 キリスト者と非キリスト者の学的思惟における「対立の原理」
 第三章 キリスト者と非キリスト者の「関係の原理」――カルヴァンにおける心CORと神の像IMAGO DEI
[付論] キリスト教哲学の根本問題――山中良知先生のキリスト教哲学について

〈引用〉
 以上、われわれは、堕落において、人間が真理の義と聖、超自然的賜物、天上的霊的認識、すなわち、真の神認識と自己認識[救いを獲得するにたる義、われわれに対する神の愛顧としての救い、真実の義のあり方、罪の自覚などは、自己認識に関係している]の喪失を結果し、それは神の像の全面的喪失を意味したことを第一に学んだ。第二に、人間存在の宗教的根元、諸機能の源泉としてのcorあるいはmensの堕落後における存在、また諸機能facultatesの存在という形而上的存在的(メタフィージッシュ・オンテイッシュ)な意味における神の像の残滓residuumが承認された。