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主なる神の言葉である聖書を、あらゆる事柄に関する最高権威、人生における規範とし、イエス・キリストを主とする神の国(支配)の拡大と完成を願っています。

一色哲 南島キリスト教史入門 はじめに

一色哲 南島キリスト教史入門 はじめに
【関心・疑問】

【論文名】
はじめに 南島キリスト教の深さと広がり

【著者名】
一色 哲

【書名・(巻・号)・出版社・出版年・(版)】
『南島キリスト教史入門――奄美・沖縄・宮古八重山の近代と福音主義信仰の交流と越境』シリーズ神学への船出; 04, 東京: 新教出版社, 2018年, pp.8-17

【本文の構成】
はじめに 南島キリスト教の深さと広がり
序章 南島キリスト教史の構造と概要
第1章 南島へのキリスト教“再”伝道と地域社会
第2章 深化と抵抗から見た「民衆キリスト教」の形成
第3章 南島キリスト教の広がりと越境
第4章 南島発祥の「民衆キリスト教」の生成と定着
第5章 南島の軍事化と試練に直面するキリスト教
おわりに

【内容の要約(ページ数)】

【引用したい文章(ページ数)】
 そのノスタルジーは、日本という国家から見た南島の辺境性・周縁性にも由来する。南島には、辺境・周縁であるがゆえに、日本文化や日本国家が包摂しようとしてしきれない部分が、過去も、現在も、存在してきた。それゆえに、南島を旅する日本人は、そこに“失われた古き良き時代の日本”の残像を感じてきた。しかし、それは自己(日本、および、日本人)の願望を投影した幻影に過ぎない。南島を旅する日本人は、自らは「本土」にいて、先進的で文明的な生活を享受しつつ、常に日本国家の「内部」であり続け、南島には「辺境」ゆえの「後進性」を押しつけながら、そこに「癒し」を求めてきたのである。そして、それが、日本人による南島に対する未必の差別性を、今日まで温存させてきた。(pp.8-9)

【コメント】